日本の医療は世界トップレベルゥゥゥーーーー! ! 昔はそう思っていましたが実際はまったく違う結果でした。
生殖補助医療を監視するための国際委員会(ICMART)によって作成された、61か国・2500の生殖補助医療(ART)クリニックから導き出された統計データによると、日本は体外受精の実施件数は世界1位ですが、1回の採卵あたりの出産率は世界最下位でした。
そんなはずはない。日本人女性の年齢が高いからだという意見があるかもしれないので他の国と比較してみしょう。
採卵1回あたりの出産率は、
【トップ:台湾】出産率 36%(初婚年齢 30.5際)
【26位:スウェーデン】出産率 24.4%(初婚年齢 31.4歳)
【最下位:日本】出産率 6.2%(初婚年齢 28.8歳)
このように年齢が原因ではありません。
卵子提供がある国は出産率が高いという意見や、不妊治療年齢に限度がないからという意見もありますが、それが理由で日本が最下位になっているのでしょうか。
日本では高額な不妊治療を世界で最も数多く実施し、採卵しても出産率に繋がっていません。これは日本の医療に何かしらの原因があると考える方が妥当ではないでしょうか。
参考資料
→ 日本は世界一の「不妊治療で出産できない大国」この残念な現状
→ International Committee for Monitoring Assisted Reproductive Technologies world report: Assisted Reproductive Technology 2008, 2009 and 2010
→ 台湾の少子化と政策対応(P.14)